アメリカの治安

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アメリカの治安

 
アメリカの治安は回復傾向にあるといわれていますが、日本と比べると全般にあまりよくありません。しかし、現在のアメリカは、2001年のテロ以来、セキュリティー強化政策がとられているので、以前よりも安全に対する意識が高まっているのは確かです。これも、治安回復に貢献している一因といえるでしょう。
 
ここでは、アメリカの治安だけに限らず、安全に暮らすために気をつけるべき点を、いくつかご紹介しましょう。
 
 

 火災を防ぐ

 
     
アメリカの家庭火災の原因の上位を占めるものは何だと思いますか?それは、アイロンでもなく、煙草の火の不始末でもなく、意外にも『コーヒーメーカー』なのです。
 
普通、コンセント口は一箇所に2つ以上ありますよね。同じ場所から電源をとったコーヒーメーカーと他の電気製品を同時に使うとショートしやすく、火災が起こりやすいのだそうです。コーヒーメーカー専用の電源を一箇所決めて、たとえコンセント口が空いていても他の電気製品(特に熱器具)は同じ箇所から電源をとらないようにした方がいいですよ。
 
その他によくある火災原因として、衣類乾燥機もあげられます。これは、フィルターにたまった綿ぼこりを放置して使用した場合や、排気口にたまった綿ぼこりのために熱がこもって発火するのです。衣類乾燥機のフィルターは、使うたびにまめに掃除しましょう。
 
また、衣類乾燥機からの排気パイプは、なるべくまっすぐに(90度以下の鋭角に曲げてはいけません!)、そしてプラスチック製は避けたほうが安全です。排気パイプ専用の、長いワイヤーのついたブラシで内部を定期的に清掃するのもお忘れなく。
 
いずれにしてもアメリカの電圧は高めなので、思わぬ事故を防ぐためにも、家に誰もいないときには絶対に家電製品(特に熱を発するもの)は使わないようにしましょう。
 
 

 不審者の侵入を防ぐ

 
      
常識のようでついうっかり気がゆるみがちなのが、戸締りです。外出する時はもちろん、家にいるときにも、必ず施錠する癖をつけたほうがいいですよ。もちろん、治安の良し悪しに関わらずです。
 
実は以前に、裏口のドアの戸締りを忘れて、夜中に泥棒が入り、お財布の中のお札だけが盗まれたということがありました。治安の良い地域なので、ついうっかりしてしまったのですが、後から考えると背筋が寒くなりました。被害はそれだけでしたので、不幸中の幸いともいえるのでしょうが、それ以来、戸締りだけは気をつけるようになりました。
 
日本でもそうですが、特に外国では自分の身は自分で守るのが基本です。治安の良い地域だからといって安心せず、常に戸締りに気をつける習慣をつけましょう。
 
また、セキュリティー会社と契約してドアや窓にセンサーをつけてもらうのもいいでしょう(セキュリティー会社のステッカーが貼ってあるだけで敬遠する泥棒も多いそうですよ)。
 
 

 アメリカの治安

 
       
 
アメリカ=犯罪社会=危険というのは、おそらく多くの方が持つ印象なのではないでしょうか。
 
確かにアメリカは治安が悪いという印象はありますが、それは一部の大都会についてのことで、州によってももちろん違いますし、一歩郊外へ出れば、治安も良く犯罪とはまったく縁のない街もたくさんあります。基本的なことさえ気をつけていれば、思ったほど危険な国ではありません。
 
もちろん、銃の所持が原則的に認められているアメリカでは、犯罪の発生率も地域によって高いところもあります。当然、日常の生活においても置き引きやスリには注意が必要ですし、相手を確認しないで、
むやみにドアを開けるなど注意しなければなりません。
 
民族構成が複雑なだけに、こういった治安や犯罪の問題を解決させることは難しいですが、危機感は常に持っていたほうがいいでしょう。
 
「な〜んだ、危ない危ないって聞いてたけど安全じゃないか」と、気を抜いて地元の人でもしないようなことをする観光客や学生さんなどは、見ていてひやひやすることがときどきあります。
 
いくら思ったよりも治安が良いとはいえ、夜間の1人歩きはしない、昼間でも人気のない場所へは行かない、誰かに「やめたほうがよい」と忠告されたことはしない、などの最低限常識的なことには気をつけるべきだと思います。これは、アメリカに限らず、日本の大都市でも同じことですよね。
 
ちなみに、治安の悪い場所としては、
 
・公共の場所に、スプレーなどで落書きがしてある箇所が多い
・公衆電話が取り外されている(盗難が多い証拠)
・閉鎖されたガソリンスタンドがいくつかある(同上)
・窓やドアに鉄格子がはめてある
・全体的にすさんだ雰囲気がある
 
などです。しかし、これもあくまでも目安であって、地域によってはブロックごとに極端に治安の差があるところもあります。
 
大都市などはガイドブックに治安の悪い地域が載っていますので、『危険』といわれる場所には行かないようにしましょう。
 
また、田舎のほうが犯罪率が低いと言うのはあくまでも一般論です。もちろん大都市の方が犯罪の発生率は高いですが、田舎だからといって安全という考え方も危険です。ただし、近年のアメリカでは犯罪率の低下が目覚しく、大都市でも凶悪犯罪は減りつつあります。
 
地域的には南部の犯罪率が高いようですが、かといって南部のアメリカ人全員が危険にさらされているわけではありませんし、犯罪率の低い東北部でも犯罪は発生しています。
 
要はその土地の常識に従い、危険な行動をしないことが大切ということです。アメリカに限らず世界中どこに行っても、その土地のルールが分かるまでは「ちょっと臆病かな」と思うぐらいの慎重さを持ち合わせたいですね。
 
 

 「かっこいい」ことは危険

 
いわゆる「ダーティー・スラング」(four-letter wordなど)は、やたらと使わない方がいいですよ。若い人は特にスラングがかっこいいと思って使いたいかもしれませんが、私たちが思っている以上に悪い意味の言葉を知らずに平気で言っているのを耳にすると、(特に治安の悪い場所などで)ぞっとすることがあります。
 
ラップ・ミュージックの歌詞なども、いかにもかっこよく聞こえるので使ってみたいという気になるかもしれませんが、非常に悪い差別用語などが入っていたりしますので、意味が分からない場合は使わない方が無難でしょう。
 
また、治安の良くない場所にわざわざ行くことも「かっこいい」と思っている人がいるようですが、アメリカの「危険」はときとして命にかかわります。
 
知らなかったとはいえ、刺されたり撃たれたりしてもおかしくない状況に自分を持っていくのだけは避けるようにしましょう。
 
「かっこいい」ことは危険が伴うことがあるということをお忘れなく。
 
 

 運転中、困っている人を見かけたら

 
よく、路上で車が故障して止まっているのを見かけますね。こんなときは、自分で手助けしようとしない方が賢明です。特に、交通量の少ない場所では親切心で何かしてあげたい気持ちは分かりますが、ここにも思わぬ危険が潜んでいます。
 
事故を装って実は金銭目当てだったり、最悪の場合は無差別殺人だったりということもあり得ます。
 
何か手助けしたい場合は、911番に電話して場所と状況を連絡すれば、警察が来てきちんと処理してくれます。冷たいようですが、こういう親切心を逆手に取った事件というのがけっこう多いのも事実なのです。
 
 



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