アメリカのクリスマス

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アメリカのクリスマス


アメリカのビッグイベントといえば、何といってもクリスマス。12月25日、イエス・キリストが誕生したこの日を祝う祭典がクリスマスです。アメリカのクリスマスは、日本のお正月にあたる1年で最も大切な行事です。
 
ここでは、アメリカのクリスマスについて、日本にはない習慣に焦点をあててご紹介しましょう。
 
 

 サンタクロースの起源

 
サンタクロースは4世紀、現在のトルコに実在した聖人、聖ニコラスがモデルになっています。彼はさまざまな奇跡を起こして不幸な人々を助ける、庶民の味方として人気があったそうです。
 
ヨーロッパ各地では聖ニコラスを祝うお祭りが12月6日に行なわれ、クリスマス前の重要な行事として受け継がれてきました。これが17世紀にアメリカに植民したオランダ人から広まり、アメリカでのサンタクロース伝説の始まりとなりました。
 
大陸に上陸したセント・ニコラスは英語読みでサンタクロースと呼ばれ、幸せを運ぶ使者「サンタクロース」として、アメリカ人に親しまれるようになったのです。
 
 



 クリスマスの飾りつけ

 
   
11月下旬の感謝祭が過ぎると、翌日から街じゅうでいっせいにクリスマスの準備が始まります。最近では、ハロウィンが終わると、さっそく飾つけを始めるという気の早いお店もけっこうあります。
 
モール(ショッピングセンター)の中には、たくさんのオーナメントをつけた大きなツリーがいくつも設置されます。天井からトナカイやソリなどを吊るしたり、巨大なリースのディスプレイもあります。
 
家庭でも、屋根や庭木に電飾をつけ、クリスマスツリーを飾ります。飾ったツリーを窓際に置いて外から見えるようにブラインドなどを下ろさないでいる家や、毎年これでもか!というくらいに派手にライトアップをする家もたくさんあります。何千という電球の他にも電飾のついたトナカイやサンタなどを屋根の上や庭に設置したり、キリスト誕生を再現したり、、、。それぞれの家庭の個性が、飾りつけに見られます。
 
クリスマスの飾りつけは家じゅうに施しますが、暖炉周辺の飾りつけも忘れてはならない大切な場所です。リースやガーランドを取り付けてキャンドルや小物を飾りますが、子供のいる家庭で特に忘れてはならないのが、ストッキング(くつした)です。
 
くつしたが吊るしてある家には、クリスマス・イブの夜にサンタクロースが暖炉から入って来て、子供たちへのプレゼントをツリーの下に置いていってくれます。それぞれの子供の名前を入れたり、好きな色のフェルト生地で手作りのくつしたを取り付けたりします。
 
こうした飾りつけは、クリスマスのあとはすぐにお正月の飾りに変わってしまう日本と違い、もう少し長い間楽しむことができます。1月いっぱい家の外の電飾をそのままにしている家庭もけっこうありますよ。
 
地元の新聞には特に凝っている住宅や住宅街が紹介されたりするので、ドライブがてら夜わざわざ車で見に行くのも楽しいですよ。
 
 






 ショッピング

 
   
クリスマスが近づくと、各地のモールやスーパーには「モールサンタ」があちこちに出現します。
クリスマスのこの時期に、サンタクロースと一緒に写真を撮ろう!というわけですね。きれいなお洋服を着た小さいお子さんを連れた親御さんたちが列を作ります。私も子供が小さいときは、毎年のように行って写真を撮ってもらったものでした。
 
モールの中はどこも人、人、人。クリスマス・プレゼントを買うお客さんでもうたいへん。モールの外では、交通整理のおじさんが大忙しです。この時期に買い物をすると、何を買っても必ず「ギフトですか?」と聞かれます。ギフトの場合はプレゼント用の箱をくれ、さらにギフトレシートという、
値段のついていない交換用のレシートを入れてくれます。
 
つまりプレゼントを贈られた人が贈られたものを気に入らない場合、そのレシートと商品を持っていけば、お店で返品交換ができるのです。合理的というか、アメリカ的というか。
 
おかげでクリスマスの翌日(26日)のモールは返品交換をする人でいっぱい。この日がアメリカで一番
ショッピングセンターが賑わう日になります。
 
そして、クリスマスの翌日から「アフタークリスマス・セール」となり衣料品などの他にクリスマス用品も
半額になるなどの大バーゲンになります。この時期をねらって、翌年のクリスマスプレゼントを買っておくという賢い人もいるとか。。。
 
 

 クリスマスカード

 
   
12月に入ると、「早くクリスマスカードを送らなくては、、、」と、気が急かれます。
 
今ではすっかり定着しているクリスマスカードの習慣ですが、これはイギリスのビクトリア時代から始まったといわれています。
 
日本の年賀状のようなものですが、年賀状を元旦に届くように出すのとは異なり、クリスマスカードは、
なるべく早く届いたほうが喜ばれるようです。
 
それは、飾りつけの一部として、クリスマスカードを部屋に飾る習慣があるからです。届いたカードは部屋中に飾って楽しみます。壁に貼ったり、暖炉の上に並べたり、窓辺やトイレにまで所狭しとカードが並ぶ光景は、このシーズンならではのものといえるでしょう。
 
また、最近ではメールで送れるカードもたくさん出ています。デザインが豊富なうえ、カードを開けると
クリスマスソングが流れてきたり、声のメッセージが聞けたりするのは、ネットならではのものですね。
 
 

 クリスマス・プレゼント

 
   
日本では、だいたいの場合、クリスマスプレゼントは1人に1個というのが一般的ですよね。でも、アメリカでは1人に何個も上げます。2〜3個、あるいはそれ以上が普通です。高価な物を買うというよりも、安価の品を数多くあげます。
 
プレゼントの数が増えれば、開ける楽しみもそれだけ増えるということですね。ですから、クリスマス前になると、郵便局は大忙しです。各地に散らばる家族へ、いくつもプレゼントを送るからです。
 
プレゼントは、25日の朝まで、クリスマスツリーの下に置いておきます。子供たちは、自分のプレゼントがどんどん増えていくのを、毎日数えながら楽しみに見ています。でも、開けていいのはクリスマスの当日。それまではどんなプレゼントなのか、何が入っているのか、楽しみにしながらクリスマスの日を待つというわけです。
 
プレゼントは、クリスマスの朝、家族で一斉に開けます。プレゼントを開ける時、日本では、包装紙が破れないように丁寧にはがしますが、アメリカでは、豪快にビリビリ破りながら開けます。
 
ビリビリ破るだけ、「そのプレゼントを貰って嬉しいな〜」という気持ちを表しているそうです。でも、きれいな包装紙だと、ビリビリと破るのは何だかもったいないようで、つい丁寧にはがしてしまうのですが、これってやっぱり日本的ですか?
 
 

 クリスマス・イブ

 
   
12月24日のクリスマス・イブは、ちょうど日本の大晦日に似ています。イブの夜には、家族で食事を囲んで、今年の出来事やこれからのことを話しながらのんびりと過ごします。
 
子供のいる家庭では、夜寝る前、プレゼントを配って回るサンタクロースのために「ご苦労様」という気持ちをこめて、暖炉のところにクッキーとミルクを置いておきます。そして、子供が寝ている間に、親がクッキーを食べ、ミルクを飲み、「ありがとう」の手紙を空のお皿の上に置いておくのです。
 
クリスマスの朝、子供が起きると、ツリーの下にサンタクロースからのプレゼントが増えていて、クッキーも食べてあり、サンタクロースからの手紙もありで、子供たちは大喜びというわけです。どこの世界でも、親は子供の夢を守るために頑張るのですね。
 
 
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